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  12/05/15   長宝寺観音堂・春の御開帳

長宝寺観音堂・春の御開帳

長宝寺観音堂

 長宝寺は、むなかた電子博物館で3月に紹介した大名行列で有名な八所宮の神宮寺で、現在、観音堂のみが八所宮の境内にあります。『筑前国続風土記拾遺』によると、「長宝寺を誤って、長福寺という」と書かれているように、長い間「長福寺」とされてきましたが、今、地元では「長宝寺」と呼んでいます。

賽銭箱

 賽銭箱に書かれた「長福寺」の文字。昭和53年頃には長福寺と呼ばれていました。 およそ5メートル四方の建物は江戸時代後期の趣を残していて、仏間と中央の板の間のみの小さな堂で、有形指定文化財である仏像の他に数体の仏像が安置されています。



長福寺仏像

 建物の損傷が著しく、平成3年に保存修理が行われて建立時(1753年)の姿に戻りました。県内でも数少ない貴重な建物で市の指定文化財になっています。通常は大切な文化財を守るために施錠され、見学をする場合は八所宮に連絡が必要です。

法要風景

 4月17日 午前11時より、長宝寺観音堂で春の法要が行われました。真光寺住職による読経から始まり、式の最後には住職の説法がありました。春の1日、普段は見ることができない貴重な文化財である仏像の御開帳が行われました。


観音堂に安置されている仏像

木造不動明王坐像 名称・指定

木造不動明王像(宗像市指定文化財)

実物寸法 総高 203.5p
材質 くす材
製作技法 一木造り
製作時代 平安後期
特徴
  • 大きな像は,立っているが坐像である。立像では4mにもなると思われる。
  • 『筑前国続風土記拾遺』に手足は朽ちてなしとある。
  • 憤怒の形相。
  • 彩色は残っていない 木目が浮き出ている。
  • 背面はくり抜き。

 

木造十一面観音立像 名称・指定 木造十一面観音立像(福岡県指定文化財)
実物寸法 総高 147.5p
材質 ひのき材
製作技法 一木造り
製作時代 平安後期
特徴
  • 等身大の大きさである。
  • 本尊とされ崇められている。
  • 鞍手町・長谷寺の木造十一面観音立像と似ている。
  • 彩色あり。
  • 『筑前国続風土記拾遺』にあり。

 

木造天王立像・甲 名称・指定 木造天王立像・甲(宗像市指定文化財)
実物寸法 総高 91.5p
材質 くす材
製作技法 一木造り
製作時代 平安
特徴
  • 本尊である十一面観音像を守るため、脇に立っている像。
  • 『筑前国続風土記拾遺』にあり。
  • 両腕先が欠けているが平安以来の伝統的な四天王像の形を伝えている。
  • 彩色あり。
  • 甲乙像とも人体の自然な比例に近く、顔は怒りを表しながら全体像は穏やかである。

 

木造天王立像・乙 名称・指定 木造天王立像・乙(宗像寺指定文化財)
実物寸法 総高 100.1cm
材質 くす材
製作技法 一木造り
製作時代 平安
特徴
  • ほぼ等身大である。
  • 本尊である十一面観音像を守るため、脇に立っている像。
  • 彩色あり。
  • 『筑前国続風土記拾遺』にあり

 

木造大威徳明王像 名称・指定 木造大威徳明王像(宗像市指定文化財)
実物寸法 総高 120.2p
材質 くす材
製作技法 一木造り
製作時代 鎌倉末期
特徴
  • 空海が開いた真言密教では、バラモン教の神々を仏教の尊像として取り入れた。
  • 憤怒の形相。六つの顔、八本の手、六本の足という姿で水牛に乗っている。
  • 彩色あり。

 

木造大日如来座像 名称・指定 木造大日如来像(宗像市指定文化財)
実物寸法 総高 61.7cm
材質 ひのき材
製作技法 一木造り
製作時代 平安後期
特徴
  • 平安仏のなかでももっとも現状を残す美しい仏像。
  • 1990年7月宗像市史編纂のための調査で発見。
  • 発見された浄禅寺が荒廃していたため永らく長宝寺の客仏であったが、 現在は平成22年に新築された武丸久戸の大日堂に戻ってる。

※参考文献
・宗像市史 通史編 第四巻 美術と建築・民俗(宗像市史編纂委員会)
・宗像遺産 文化遺産編(宗像市)

電子博物館企画運営委員 平松秋子




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