北側に玄海国定公園を擁した宗像市は、東側に遠賀郡に接した四塚(よつづか)といわれる四つの山々、南側に200〜300mの山々が鞍手郡との堺をなしており、四季を通じてさまざまな植物が私たちの目を楽しませてくれます。
このように自然環境に恵まれた宗像市の植物の大きな特徴は、国レベルでは環境省特定の植物群落の宝庫であることです。
まずはさつき松原のコウボウムギ群、クロマツ群、城山のムクロジ群を含む自然林、島全体が天然記念物になっている沖ノ島のタブノキ群を含む自然林があることです。
また、県レベルでは、(1)八所宮の社叢林、(2)鐘崎の佐屋形山(織幡宮)のイヌマキの天然林、ハマビワの群落、(3)大島のハマヒサカキ群、(4)沖ノ島のハチジョウススキ群、オオタニワタリがあることです。
その他、個別種として特筆すべきものにヒゼンアユミ、イワレンゲ、エビネ、キエビネ、アゼオトギリ、カワラサイコ、コバノイラクサ、ツルギキョウなどがあげられます。
大島村が宗像市と合併したことによって、むなかたシンフォニーの見直しをして、付け加えたり、この数年の間に見られなくなったり極端に少なくなったりした植物を除外したりしました。
大島には特記すべき植物が多いのですが、2002年に「筑前大島花ごよみ」が出版されていますので、それをご覧になるとさらに楽しめると思います。