わしは、むなかた仙人じゃ。文化財を守る仕組みを少し説明しておこうかのぉ。
近年、文化財に対する国際的な関心が高まり、日本にも海外の文化財が数多く流入してきていると言われておる。
そこで、日本にも、盗まれた文化財を外国から輸入したり譲り受けないことを約束する「文化財不法輸出入等禁止条約(ぶんかざいふほうゆしゅつにゅうとうきんしじょうやく)(正式名称:文化財の不法な輸入、輸出及び所有権移転(しょゆうけんいてん)を禁止し及び防止する手段に関する条約)」を締結(ていけつ)したのじゃ。また、文化財不法輸出入等規制法(ぶんかざいふほうゆしゅつにゅうとうきせいほう)(正式名称:文化財の不法な輸出入等の規制に関する法律)を新たに制定するとともに、文化財保護法(ぶんかざいほごほう)の改正(かいせい)も行われたのじゃ。
(平成14年12月9日発効)
盗まれた文化財を不法に輸出したり、輸入したり、譲り受けたりすることは、文化財を持っている国や人々に大変な迷惑(めいわく)をかけるだけではなく、文化財そのものを傷つけたり、壊したりして価値を失わせることにもつながっていくのじゃ。
さあ、皆さんも条約を結んだ趣旨(しゅし)を踏(ふ)まえ、盗難文化財を「輸入させない!輸出させない!譲り受けない!」社会を作って行ってくのじゃ。